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002 ■■■ドレスアップするということ



とっても手前味噌な話ですけど、「ギャルリィ・ドゥ・マリアージュ」の感想はね、 私服を着ているときとドレスを着たときはみんなの美しさが全然違うってことなんです。
私達としてはドレスが素敵だったと言いたいところですが、お客様もドレスを着るときは特別な気分になるんですね。テンションあがっちゃうから、顔がすっごい輝くの。それはね、女性がドレスを着てみたいという気持 ちは男の人にはわからない特別な気分ですよ。そういうのが顔に出ちゃうんですね。

最初にこの企画をしたときは、あんな大勢の人に見られるところで、露出度の多いドレスを着る人がいるのかと心配されましたけど、やってみたら皆さん全然平気でしたよ。逆に見物が多ければ多いほど見てほしがっちゃったりする人もいました。

それとね、若い方だけじゃなく、既婚者もいっぱい来てくださったんですよ。当時 はドレスを着たかったんだけど和装でやってしまった人や、親の反対で式 ができなかった人や、できちゃった婚で当時はウエストを締めないドレスしか着れな かった人だとか・・・。お孫さんがいる方まで撮りましたから。
 
たとえば地方のドレス屋さんが捨てるに捨てられない古くなったドレスをどうするかというと、そういうものは年に一回5000〜1万円で売るんですね。誰が買うのかというと、地元のおばちゃんが買っていくんですって。なんのため にかっていうと、カラオケ大会のときに着るんそうなんですよ。演歌歌手がドレ スを着て歌うじゃないですか。あれと同じノリなんですよね。  

つまり、いくつになっても女の人はドレスに憧れるし、とくに日本の場合はよっぽ どハイソな人でもなければ普通の生活のなかにドレスはでてきませんよね。 「アフター5にはドレスアップをして・・・」ということもまだまだ という風潮の国ではドレスを着れるのは結婚式や、それこそカラオケ大会のときでしか ないじゃないですか。だからこそ、後悔のないようなドレス選びをしてほしいと思いますね。


001 ■■■「似合う」ことと「見慣れない」こと



スタイリングのプロの目から見て、実は「似合う」「似合わない」ってひじょうに奥深い言葉なんです。たとえば普段ラフな恰好をしている人がいて、そういうところしか見ていない人にとっては「その人は普段着ているラフな恰好が似合う」と思っていますよね。それはそれで一理あるけれども、実は単に見慣れないだけ。ウェディング・ドレスも同じで、友達に「あなたらしくないわね」なんて言われたからって惑わされないでほしいと心から思いますね。それって実は「似合わない」ってことじゃなくて、そのお友達にとって単に「見慣れない」だけなんですから。結婚式っていうのはとんでもなく非日常的な日であり空間なんですよ。だったら、いつもと同じにみえなくてもいいじゃないですか。特別な日の特別な貴女を演出しましょうよ。

わたしが思うに「似合う」というのは、たとえば風景や場所、季節とか、他の要素とのバランスで決まってくること。本人が好きな雰囲気のときは、自然に似合ってみえるものです。ほとんどの皆さんはウェディング・ドレスを着るのなんて初めての経験なんですよね。自分がそれまで描いていた希望と似合うドレスは必ずしも一致しないんですよ。だからいろいろなところで、できるだけ多くのドレスを着せてもらいなさいってお客様には常々言っているんです。洋服って着ないと安心して買えないですよね。ウェディング・ドレスも場所によって同じ9号でもサイズやバランスが違うんですよ。ほんのちょっとのカットの違いでイメージが違う。まずはたくさんのドレスを着てみて、着心地の良い、自分の好きな雰囲気を持っているドレスを見つけてください。

皆さんには「明るい感じ」とか「清楚なイメージで」とか、曖昧でもいいのでどんどん希望をいってほしいですね。それを具体的なカタチに落とし込むのがプロだと思うのです。うまく表現できなくても、わたしたちが引き出していきますから。

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